消費税10%延期でも景気回復するとは思えない


財務省と国民(イメージです)




やっぱりというか何というか、消費税10%への増税が再延期されるようですね。

消費増税先送り、2年軸=安倍首相「参院選前に結論」 - 時事通信

リーマンショック前に似ているといった、ちょっと強引過ぎる理由を突然持ち出してきた安倍総理。
サミットでも同様の主張を行い、各国首脳から「何言ってんだコイツ?」といった反応を頂いてしまいましたが、前回の延期時に「絶対に再延期しない」と明言してしまいましたし、無理矢理にでも緊急事態である事をアピールして、少しでも各国の賛同を得なくてはならなかったのでしょう。

そもそも、財務省はなぜ消費税増税にこだわるのでしょうか。

消費税引き上げの理由 - 財務省

社会保障費が増加し続ける状況において、景気の影響を受けにくい消費税を、安定財源としたいという事ですね。

リンク先の税収の推移についてのグラフがなくなっていますので、グラフは下記(財務省HPより引用)

確かに、他の税金に比べて税収のブレがほぼ起きていないですね。
3%から5%、5%から8%と、過去それぞれ約1.6倍に増税していますが、増税後数年は低迷してるものの、その後は大体増税前より1.6倍レベルまで回復し安定しています。
財務省が目を着けるのも頷けますね。

消費税増税によって消費が落ち込んでいるという話でしたが、これをみると消費総額自体は変わりません。
となると、問題なのは消費が全く伸びていないという事でしょうか。

給料から天引きされる所得税や住民税などと違い、消費する度に商品、サービスの価格以上の金額を払う事になる消費税は、「取られてる感」がとても大きい税金です。
その取られてる感が消費の頭を抑えつけているのであれば、増税を延期したところで消費は増えないことになります。

輸出や外国人観光客といった外需要因に依存せず、国内消費が伸びなければ国内経済の発展は有り得ません。
TOPIXが全く成長しないのは、消費税が原因なのではないかと考えてしまいますよ。

ここは是非、延期どころか消費税廃止という男気を示していただいて、歴史に名を残してみるなんてどうでしょうか?

御検討のほど、宜しくお願い致します。  
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