NISAの恒久化は何が恒久化されるのかが問題


期待してます



先日の日経新聞にNISA恒久化に関する記事が出ていましたね。


NISA恒久化検討 金融庁、現役世代の投資後押し-日本経済新聞


国としてはこれまで投資を行ってこなかった人達への入口として、NISA制度を用意したのでしょうから、恒久化が検討されるということはある程度呼び込み効果があったということなのでしょう。
私も見事掴まってしまったクチですし。



NISA制度には現在、二つの時間的制限があると言われています。

ひとつは、NISA制度自体が2023年までの時限措置であること。
もうひとつは、NISA口座で購入後の非課税期間が5年間であること。

制度が始まる前から、損益通算ができないという別の問題と併せて問題視されていました。


そこで今回の恒久化の検討ですが、何を恒久化するのでしょうか。

NISA制度自体の恒久化はもちろんとして、5年間の非課税期間も恒久化してくれるのでしょうか?

この記事だけではちょっと判断できませんね。

NISA制度の恒久化は、投資への入口であるならば是非実施するべきでしょう。
でも、5年間の非課税期間が据置きとなってしまうのであれば、すでにNISAを解説している人は何の恩恵も授かれないことになってしまいます。

5年後、課税口座に移した際に値下がりしている状況であった場合、課税口座に移した時の価格を取得価格とされてしまいます。
その後値上がりし売却する場合、本来支払うよりも多い税額を引かれる事になってしまいます。

5年間の非課税期間の恒久化、それが無理であるならば損益通産の許可。

どちらかの実施が最低ラインだと思うのですが、金融庁さん頑張ってください。

全国の投資家たちが、今後の動向を熱い視線で見守っていますよ。


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