MSCI指数とは

MSCI…三井住友の略でない事は確か!




MSCI指数といえば、日本では先進国株式指数の「MSCIコクサイ・インデックス」、新興国株式指数の「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」、全海外株式指数の「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」が最もメジャーな指数ではないでしょうか。

インデックスファンドを購入する際には、まずは目論見書を読むこととなりますが、先進国株式、新興国株式、全海外株式の各ファンドの多くが上記指数をベンチマークとして採用していますので、目にする機会も多いですが、その割には各指数がどのような国や銘柄で構成されているのか、良く分かっておりません。

良い機会ですので、これら指数がどのような構成となっているのか、確認しておこうと思います。


まず、MSCIには基本となる3つの指数があります。
先進国指数である「MSCI ワールド・インデックス」
新興国指数である「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」
フロンティア市場指数である「MSCI フロンティア・マーケット・インデックス」

それぞれの構成国を見てみましょう。

MSCI ワールド・インデックス


構成国
アメリカ、カナダ、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イスラエル、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、オーストラリア、香港、日本、ニュージーランド、シンガポール

上記23ヵ国、1647銘柄により構成されています。
先進国指数であるMSCIワールド・インデックスは、日本を含む先進国指数です。

こうやって改めて見ますと、「あの国って先進国だったんだ」と再発見しますね。
あの国とか、あの国とか・・・。

各国の割合は以下の通りです。



約半分をアメリカが占めており、日本の割合はたったの8%程。
いかにこの世界が、アメリカ様の富のおこぼれで成り立っているのかが良く分かると思います。


MSCI エマージング・マーケット・インデックス

構成国
ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー、チェコ、エジプト、ハンガリー、ポーランド、ロシア、南アフリカ、トルコ、ギリシャ、カタール、UAE、中国、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、台湾、タイ

上記23ヵ国、835銘柄より構成されています。



中国、韓国、台湾で約50%を占めています。

韓国や台湾は、いつ先進国に繰り上げられるのかと毎回話題になっているようです。
先進国扱いされた方が資金の流入量も増えますからね、韓国などは必死に働きかけをしているようですが、どうなることやら。

先進国のアメリカ偏重に比べ、新興国は満遍なく分布されていますよね。
韓国と台湾が抜けてしまうと、中国の割合が大きくなりすぎる気もします。

ここは、台湾と韓国にはこのままエマージングマーケットに残り続けてもらえるとありがたい所です。


MSCI フロンティア・マーケット・インデックス


アルゼンチン、ブルガリア、クロアチア、エストニア、リトアニア、カザフスタン、ルーマニア、セルビア、スロベニア、ケニア、モーリシャス、モロッコ、ナイジェリア、チュニジア、バーレーン、ヨルダン、クエート、レバノン、オマーン、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、ベトナム

上記23ヵ国、121銘柄により構成されています。

フロンティア市場。
つまり新興国の次に発展するかもしれない国々ということですね。
名前を見ただけでも、ちょっと投資するには躊躇してしまう国々が並んでいますね



基本となる3指数を見てみましたが、エマージング・マーケット・インデックス以外は、あまり見かけませんね。
日本の先進国インデックスファンドに多く採用されているMSCI コクサイ・インデックスとはどのような指数なのでしょうか。

MSCI コクサイ・インデックス


実は、MSCIコクサイ・インデックスとはMSCIワールド・インデックスから日本の318銘柄を除いた指数となります。


そう、単純にワールドインデックスから日本分を除いた指数です。
日本が抜けたことで、より一層アメリカ偏重の指数となっていますね。
もうこれ、アメリカだけで良いのではないかと思ってしまいますよ。

つまり、MSCI コクサイ・インデックスをベンチマークとするインデックスファンドを保有するという事は、その投資金額の内64%はアメリカに投資を行うという事になります。


MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス


最後に、全世界株式指数であるMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスについてです。
この指数は、先進国指数のMSCIワールド・インデックスと、新興国指数のMSCIエマージング・マーケット・インデックスを足した指数となっています。


グラフにしてみますと、新興国の名前はその他の中に埋もれてしまいます。
実際には新興国全体で約10%程の構成比となります。
つまり、エマージングマーケットインデックスで23%の比率があった中国ですが、全世界株式となると約2.3%程となってしまいます。

世界2位の経済大国であるにもかかわらず、株式比率ではその程度となってしまうのですね。


まとめ


私は日本:先進国:新興国=10:80:10のアセットアロケーションを組んでいますので、投資額の約半分はアメリカに投資していることになります。
ちょっとこれはアメリカに頑張ってもらわないと困りますよ。

自分のお金が一体ドコに向かっているのか、ちゃんと把握しておくのは大事ですね。
細かい数字まで覚える必要は無いと思いますが、認識をしておくだけでも毎日のニュースの見方も変わってきますよ。

MSCIでは年4回、指数の見直しが行われます。
指数見直しについては、追って行きたいと思います。


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