読書感想文です。
投資を始めようと思い立ってから今まで、何冊かの投資本を読んできました。
ほったらかし投資術は、私が最初に読んだ投資本です。
山崎元,水瀬ケンイチ 朝日新聞出版 2015-06-12
楽天証券の社員であり、経済評論家でもある山崎 元氏と、インデックス投資ブログである梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)管理人の水瀬ケンイチ氏の共著です。
最初にこの本を手に取ったのは、1000円以下で買える価格であったことと、「ほったらかし」という文言が気に入ったからだったと記憶しています。
この本を読んだ時は、右も左も分からない全くの投資素人でしたが、購入ファンドの選択や購入後の心構え等、非常に分かりやすく書かれていると思います。
参考になった点
- 世の中のファンドの大半は、検討にすら値しないという事
- 債権ファンドは、低金利の「今は」必要ないという事
- 生活防衛資金を2年分用意すべしという事。
- 暴落しても、パニックになって売却してはいけないという事
上記は購入ファンド選択、実生活における安心感という意味で非常に役立ちました。
何を買ったらいいのかも分からない状態でしたが、購入ファンドを絞り込むための根拠となりました。
納得いかなかった点
- 日本株式:外国株式を50:50で購入するという事
- 機会損失を避けるため、資金を一括投入すべしという事
この本の最大の主張は日本株式:外国株式を50:50で購入して、後はリバランス時以外はほったらかしておくという事なのですが、残念ながらそこが全く納得できませんでした。
なぜ50:50なのか、その理由が何も記載されていません。
結局私は、日本:先進国:新興国=10:80:10 で積立てを開始してしまいました。
また資金の一括投入については、単純にそんな金無いし・・・他の著書を読んでもそうですが、全体的に山崎氏の主張は余裕資金がタップリとある、お金持ち向けであるように感じます。
まとめ
正直、この本だけを参考にインデックス投資を始めることは望ましいとは思いません。
しかし全くの無知であった私でも、インデックス投資をシンプルに理解することができた(多分・・・)事を考えますと、これから投資を始めようと考えている人が読む数冊の中の1冊に加えることは良いのではないでしょうか。
必ず、別の著者の投資本を併せて読まれることをお勧めいたします。
山崎元,水瀬ケンイチ 朝日新聞出版 2015-06-12
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