低コストアクティブファンドとして注目されるひとくふうシリーズに、新興国株式ファンドが設定されることが発表されました。
ひとくふう新興国株式
2016年7月29日設定予定です。
ファンド・オブ・ファンズ方式で運用されるファンドですので、複数のETFに投資することで運用を行うファンドとなります。
インデックスファンドではないのですが、現在私が積み立てているEXE-i新興国株式ファンドの比較対象となる可能性がありますので、詳しく見ていきたいと思います。
投資対象ETFは?
当ファンドはファンド・オブ・ファンズ方式で運用されますので、新興国株式を対象とした複数のETFに投資を行います。
特徴的な所は、新興国を投資対象とするETFの中から、下記投資戦略にマッチするETFを1つずつ選定します。
- 市場追随(時価総額加重インデックス)
- 最小分散
- バリュー
- 高配当
- 小型株
- モメンタム
- マルチファクター
- テーマ型
この中からさらに組み入れETFを選定し、リスク調整と高リターン化を行うとの事です。
本日(6月29日)現在、投資対象ETFは未だ公開されておりません。
頻繁に入れ替えや比重変更が行われるのでしょうか?
そうだとすると、売買コストによって運用コストが高くなってしまう懸念が出てきますね。
信託報酬等費用について
購入手数料:無し
信託財産留保額:無し
信託報酬:0.30%(税抜)、0.324%(税込)
実質コスト(予定):0.464~1.224%(税込)程度
信託報酬は低めですが、予定される実質コストはかなり幅があります。
これは、投資予定のETFの経費が0.14~0.9%を見込んでためのようです。
1%を超えてきてしまう可能性があるというのは、懸念点ですね。
ひとくふうシリーズの特徴である低コストが無くなってしまいます。
EXE-i新興国株式ファンドとの比較
新興国株式、ファンド・オブ・ファンズと言えば、SBIアセットマネジメントが運用するEXE-i新興国株式ファンドが有名ですね。
私も確定拠出年金口座で積み立てているファンドです。
EXE-i新興国ファンドが投資するETFは、新興国インデックスに連動するETFにです。
そのため、ベンチマークではありませんが、FTSEカイガイインデックスを参考指標としています。
また、ETFの入替えが行われる事もありますが、普段は比較的パッシブな運用がされています。
同じファンド・オブ・ファンド方式の新興国株式ファンドですが、おそらくベンチマークも参考指標も無いひとくふう新興国株式ファンドと比較していいものかわかりませんが、今後の運用成績やコストなど、当面両ファンドを比較していこうと思いますよ!
ファンド名 | ひとくふう 新興国株式ファンド |
EXE-i 新興国株式ファンド |
---|---|---|
組み入れETF | 未定 | シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティETF |
iシェアーズ コアMSCI エマージング・マーケッツETF |
||
信託報酬 | 0.30% | 0.23% |
実質コスト | - | 0.38% |
決算日 | 3月3日 | 5月12日 |
1年リターン | - | -26.70% |
※1年リターンはモーニングスターHPより引用(2016年5月31日現在)
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