iFreeシリーズも出たし、投資する商品見直しは必要?


どっちが良いのか


iFreeシリーズ、本当に一般向けに販売開始されましたね。
なんだかんだ言って、結局ラップとか確定拠出年金向けなんじゃないの?とか疑っててスンマセンでした。

一般販売されると言うのであれば、現在積み立てている商品をやめてiFreeシリーズに乗り換えるのか、それとも浮気せずに現在積立中のファンドに永遠の愛を誓うのか決めなくては行けません。
私が現在証券口座で積立てているファンドと比較をしてみました。

比較項目はベンチマーク、コスト(信託報酬、信託財産留保額)、マザーファンドの規模、SBIポイントの対象かどうかです。
SBIポイントについては、私の利用している証券口座がSBI証券のためですので、他の証券会社を利用している場合はそれ以外の項目を参考にしてください。

国内株式


ファンド名 <購入・換金手数料なし>
ニッセイTOPIXインデックスファンド
iFreeTOPIXインデックス
ベンチマーク TOPIX
(配当含む)
TOPIX
(配当含まず)
信託報酬(税抜) 0.29% 0.19%
信託財産留保額 無し 無し
マザーファンド 341億円 1083億円
SBIポイント ×

国内株式は、ニッセイアセットマネジメントのニッセイTOPIXインデックスファンドを積み立てています。
iFreeのベンチマークが配当含まないのが気になりますが、信託報酬もマザーファンドの規模もiFreeTOPIXインデックスが勝っています。
一瞬乗り換えた方が良いんじゃないかと思いましたが、iFreeTOPIXインデックスはSBIポイントの付与対象外なんですね。
SBIポイントは投資信託の月間平均保有額1000万円未満では保有額の0.1%、それ以上では0.2%のポイントが貯まります。
ポイントも含めて考えると、SBI証券で積み立てるならばニッセイTOPIXインデックスファンドの方が現時点ではお得になりますね。
楽天証券を利用しているのであれば、0.1ポイント差は大きいと思います。国内株式であれば1年目の新設ファンドでも実質コストが大きくかからない傾向にありますし、iFreeTOPIXインデックスへの乗り換えを考えても良いかもしれません。

先進国株式


ファンド名 たわらノーロード先進国株式 iFree外国株式インデックス
ベンチマーク MSCIコクサイ
(配当含む)
MSCIコクサイ
(配当含まず)
信託報酬(税抜) 0.225% 0.21%
信託財産留保額 無し 無し
マザーファンド 2631億円 676億円
SBIポイント × ×

先進国株式はたわらノーロード先進国株式との比較です。
両ファンドともSBIポイント対象外ですね。
マザーファンドの規模はたわら、信託報酬はiFreeが上回っています。

ただ、信託報酬の差は0.015%程度しか有りませんし、たわら先進国株式もまだ実質コストが判明していない新設のファンドです。
両者の運用報告書が発行されるまで、焦って乗り換える程ではないかなと思いました。

しばらくの間、様子見する事とします。

新興国株式


ファンド名 たわらノーロード新興国株式 iFree新興国株式インデックス
ベンチマーク MSCI
エマージング
マーケットインデックス
(配当含む)
FTSE RAFI
エマージング
インデックス
(配当含まず)
信託報酬(税抜) 0.495% 0.34%
信託財産留保額 0.3% 無し
マザーファンド 375億円 14億円
SBIポイント

iFree新興国株式インデックスの信託報酬の安さが目につきます。
新興国株式のリターンは信託報酬の差が大きく影響しますし、0.155%の差は見過ごせませんね。

しかし、iFree新興国株式インデックスのベンチマークはFTSE RAFIエマージングインデックスというファンダメンタル指数です。
iFree新興国株式インデックスの目論見書によると

(1)FTSE エマージング All Cap インデックスに採用されている銘柄をユニバースとし、 4つのファンダメンタル指標をもとに各銘柄のスコアを算出します。
(2)各銘柄をスコアの高い順にランク付けを行ない、ユニバース銘柄から上位 約350 銘柄を選定します。
(3)各銘柄のスコアをもとに選定銘柄のウェイト付けを行ない、インデックスを構築 します。
との事で、350社にしか分散投資されないことになります。
その分厳選した銘柄なのでしょうが、分散数としては少し寂しい気がしますね。

また、マザーファンドの資産が14億円しか無いのも気になる所です。
14億円では現物の株式でインデックスをそろえる事は出来ませんので、先物を利用するなどしてベンチマークへの連動を目指すと思われますが、先物比率が多くなると、ベンチマークとの乖離が大きくなる可能性が捨てきれません。

同規模のマザーファンドを持つ新興国株式インデックスファンドとしては、三井住友・DC新興国株式インデックスファンド三井住友・DC全海外株式インデックスファンドのエマージング株式インデックスマザーファンドがありますが、こちらは先物のみで構成されている為かベンチマークからの下方 乖離が大きくなってしまっています。

新興国株式クラスのマザーファンドに、大量の資金が短期間に流入するとは考えられないため、充分な資産規模となるためには相当な時間がかかるものと思われます。

そう考えると、しばらくは様子見をした方が良さそうですね。

まとめ

なんと、国内株式、先進国株式、新興国株式いずれも乗り換えしないとの結論に至ってしまいました。
たらわもニッセイも見劣りしない程度に抵コストですから、決算後に判明する実質コストや、ベンチマークからの乖離率を見極めてから決断してもよさそうですね。

※上記は管理人の勝手な思想と妄想と判断によるものです。参考になれば幸いですが、投資は自己責任で行ってくださいね。

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