三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドについて考察


目論見書も運用報告書も必要ない!


三井住友・DC全海外株式インデックスは、三井住友アセットマネジメントが運用する全海外株式クラスのインデックスファンドです。

このファンド一つで先進国株式、新興国株式両方に投資できる数少ないファンドですので、その中身を詳しく見ていきましょう。

三井住友・DCつみたてNISA全海外株インデックスファンド

基本情報

設定日:2011年4月18日
決算日:毎年11月30日
運用方式:ファミリーファンド方式

ベンチマーク

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
(除く日本、配当込み、円ベース)

※ベンチマークの詳細はこちらを参照下さい。
MSCI指数とは

手数料

購入時手数料:無し
信託財産留保額:無し

信託報酬

0.25% (税込み0.27%)

(内訳)
委託会社:0.11%、販売会社:0.1%、受託会社:0.04%

実質コスト(税抜き)推移

第6期(2016年11月30日):0.3278%

第5期(2015年11月30日):0.3429%
第4期(2014年12月 1日):0.3541%

マザーファンドの規模

【先進国株式部分】
外国株式インデックス・マザーファンド
純資産:約1655億円(14期:2016年11月30日現在)

純資産推移:
13期(2015年11月30日):約1740億円
12期(2014年12月 1日):約2117億円
11期(2013年12月 2日):約2405億円
10期(2012年11月30日):約2251億円

【新興国株式部分】
エマージング株式インデックス・マザーファンド
純資産:約68億円(6期:2016年11月30日)

純資産推移
5期(2015年11月30日):約9億円
4期(2014年12月 1日):約1億円
3期(2013年12月 2日):約1億円
2期(2012年11月30日):約1億円

管理人の考察

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスをベンチマークとするインデックスファンドです。
このファンドに投資すると自動的に先進国:新興国=9:1の割合でマザーファンドに資金が振り分けられますので、先進国株式、新興国株式と個別に保有する必要がありません。
日本を含まない指数となりますので、追加で10%程日本株式を保有すると時価総額比重にする事が出来ます。

決算を重ねるごとに実質コストが圧縮されている点は好感を持ちますが、最近の低コスト先進国株式ファンドと新興国株式ファンドを個別に組み合わせた方がトータルコストは安くなってしまいます。

海外株式が一本で済む手軽さを重視するか、コストを重視するのかでこのファンドに投資するか否かの判断が別れるところだと思います。


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