NISA口座開設数が980万口座到達!でも稼働率は50%未満

うわっ・・・NISAの稼働率、低すぎ・・・?





金融庁より、NISA口座の開設・利用状況調査結果が公表されました。

口座総数は987万6361口座、総残高は4兆8598億4032万円だそうです。

987万口座ということは、日本の人口1億2696万人の7.8%、NISA口座を開設できる20歳以上の人口1億400万人の 9.5%が開設していることになります(人口は総務省 人口推計より)。

あれ、思ったより多いですね?

成人人口の約10人に1人がNISA口座を持っているというのは、ちょっと意外でした。
私の周囲では口座を持っているとか、投資をしているなんて話は一切聞こえてこないのですが、あまり話さないだけで投資家人口は意外と多いのでしょうか。

ただし、987万口座の内、約533万口座が昨年の買付け額0円だそうです。
つまり実際に稼働しているNISA口座は454万口座と、半分以下の稼働率になります。

これは一体、どういう事でしょうか?

NISA制度が始まって、まだ2年しか経っていません。
それなのに半分以上の口座が休眠してしまっているというのは、多すぎる気がします。

NISA口座は利益に対して非課税という大きなメリットがありますが、一方で損益通算ができない、年間120万円まで、非課税期間5年間といった制限があります。
とりあえず開設したは良いものの、これらのデメリット部分を嫌がって利用していないという事だとしたら、非常にもったいない話ですよ。

年間の購入金額制限は仕方がないと思いますが、損益通算不可と5年間の非課税期間は早急に廃止すべきです。
営利企業ではない行政があえて、制度上利用者のデメリットとなる規定を定める意味がわかりません。

金融庁では、NISA恒久化について検討を開始したようですが、本当に利用者に便利な制度としてほしいですね。


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