期待したいけど・・・
ニッセイアセットマネジメントの〈購入・換金手数料なし〉シリーズの信託報酬引き下げにより、コスト競争も大詰めとなってきました。
<購入・換金手数料なし>シリーズが信託報酬引下げ発表!iFreeシリーズ以下に!
期待されるのは、まだ動きを見せていない「たわらノーロード」シリーズの信託報酬引き下げ追随ですが、私個人的にアセットマネジメントoneは対応しないのではないかと考えています。
理由その1∶ラップ用ファンドの存在
たわらシリーズには、通常の証券口座で購入できるファンドとラップ口座用のファンドの、2種類のファンドが存在します。ラップ口座用ファンドは、運用は通常のたわらと同等ですが、信託報酬が低く設定されています。
例∶先進国株式信託報酬(税抜) 一般向け(0.225%)、ラップ口座向け(0.2050%)
わざわざラップ用ファンドを設定したという事は、一般向けファンドの値下げをしたくなかったからと推察されます。
また、もし一般向けファンドの信託報酬をラップ口座用以下に引き下げるとしたら、ラップ用も引き下げる必要が出てきてしまい、非常に手間がかかります。
理由その2∶楽天証券iDeCoに採用
2017年から始まる楽天証券iDeCo。たわらノーロードシリーズはこのラインナップに選定されています。
楽天証券のiDeCoは10万円以上の残高で口座管理手数料が0円となり、業界最安値です。
新規にiDeCoに加入する人で、楽天証券を選ぶ人はとても多いのではないでしょうか。
そうなると、先進国株式を運用の中心にする人からの定期的な資金流入が見込まれますので、無理して信託報酬を引き下げる必要が無くなってしまいます。
理由その3:信託報酬最安時でも資金流入負けてたし・・・
昨年12月、インデックスファンドとしては最も信託報酬の低いファンドとしてスタートしましたが、なかなか純資産が伸びません。最も資産額の多い先進国株式でも、運用1年目で実質コストが不明なため様子見の人が多いのか、乗り換える程の信託報酬差ではないと判断されているのか、SBI証券発表のランキングで<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデクスファンドに販売金額で常に負けています。
最安値でも1位を取れないのであれば、これ以上安さを追求する必要も無いと判断する事もできます。
それでも私は、たわら先進国株式を続けるよ!
以上の理由から、私はたわらシリーズの信託報酬引き下げは無いと予想しています。ただ、最低コストでなくなったとはいえ、たわらノーロードシリーズの信託報酬が高いというわけではありません。
先進国株式で0.225%の信託報酬は、やはりとっても低コストです。
0.025ポイント程度の信託報酬差しかないのであれば、わざわざ乗り換えなくても良いかなと考えています。
マザーファンドはたわらの方が遥かに巨大ですしね。
わたしの予想が外れる事を期待して、様子を見ようと思いますよ。
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