投資信託の基準価額と口数と、評価額の関係について解説


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今回は基準価額と口数が評価額、そして損益にどのように関係してくるのか勉強していきたいと思います。

前回勉強した通り、保有している投資信託の評価額は下記計算式から求める事ができます。
評価額の計算式

基準価額×保有口数÷10000=評価額
ここで、非常に勘違いしやすいポイントがあります。




投資信託の基準価額が、上のグラフのように、①10000円→②5000円→③7500円と変動したとします。
10000円、5000円の時にそれぞれ10000円を投資し、その後基準価額が7500円となった場合、損益はどうなるでしょうか。

10000円の時より2500円下がり、5000円の時より2500円上がっているのですから、当然損益無しのプラスマイナスゼロ・・・だと思ってしまいがちですが、ここが勘違いポイントです。

評価額を計算するには、まずは前回勉強した口数の計算式の出番です。
投資金額÷基準価額×10000=購入口数
式に当てはめてみると、①の時は10000口、②の時は20000口、合計30000口を購入した事となります。

すると、③の時の評価額は、
7500×30000÷10000=22500円
なんと、20000円の投資金額に対し2500円の利益が出ています。
基準価額5000円の時に20000口の口数を購入できていた事が、半分程度の回復でも利益へとつながっているのですね。

この基準価額と口数、そして評価額の関係を理解しておくと、株価暴落などで基準価額が大幅に低下してしまってもパニックを起こして売却してしまうような事は起きませんよね。

だって暴落時は、口数を積み上げるチャンスになるのですから。


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