ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第11版>(バートン・マルキール 著)の感想。なぜインデックス投資なのか理解が深まる!



読書感想文です


先日発売されたウォール街のランダム・ウォーカー<原著第11版> を読みました。
「インデックス投資のバイブル」とも言われている名著ですね。

私は過去の版を読んでいないため変更点などは分かりませんが、率直な感想を記しておきたいと思います。

簡単に言うと
「インデックスファンドをバイ・アンド・ホールドしておけばええんやで」
という事を、500ページ以上かけて説明する本です。

一応、素人向けに書かれているようですが、所々分からない専門用語なども有り、大学等で使用する教科書という印象を受けました。

内容は4部構成となっており

第1部
世界各国で過去に発生したバブルの紹介と分析。

第2部
テクニカル分析とファンダメンタル分析へのダメ出しと言う名の誹謗中傷

第3部
ベータ、スマートベータを小馬鹿にしつつ、行動ファイナンス(投資家が心理的にどう考え行動するか)の紹介

第4部
投資を行う上での心構えや、具体的なアドバイス

ザックリこのような流れで進んでいきます。

正直、第一部は面白くありません。
同じような話が延々と繰り返されるため、130ページ程度ですが何度投げ捨てようと思ったことか。

第二部以降面白くなっていきますが、翻訳本であるからなのか大学教授が執筆しているからなのか、読んでいると少し疲れます。
(個人差ですが、私にはそう感じました)

意外だったのは、作者が医療・生命保険への加入や、不動産投資(持ち家やREAT)を推奨していたことです。
勝手なイメージで著者のマルキール氏はその辺りに否定的な方かと思っていましたが、そうでもないのですね。

ただ、アメリカと日本では保険も不動産も状況が異なりますので、そのまま素直に日本での生活、投資に当てはめるのは危険かな、とも思いました。

まとめ

「インデックス投資に関する本」はこれまで何冊か読んできましたが、本書を読んで気づいた事があります。

それは

”巷に出回っているインデックス投資本は、ウォール街のランダム・ウォーカーの焼直し本である ”

という事。

「あぁ、あの本に書いてあった事は、この部分をパクった参考にしたんだな」と感じる部分が散見されました。
それだけ、この本の影響が大きいということでしょう。

ただ、本書はアメリカにおける投資指南書であるため、日本人が読む上では日本向けに焼直されたインデックス投資本の方が実用的だと思います。

日本向けのインデックス投資本を数冊読んでいれば、逆にこの本を読む必要は無いかもしれません。

まず日本向けインデックス投資本を読み、その考えのバックグラウンドとなる理論を知りたい場合は、是非この本を読んでみてはいかがでしょうか。



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