読書感想文です
私も含め世のインデックス投資家の方達は、なぜ積立投資を行っているのでしょうか。
・一括投資する余裕資金がない。
・積立投資の方がリスク分散になる。
・本に書いてあったから。
などなど、理由はそれぞれでしょうか、なぜなのかと聞かれて明確に理由が答えられる人は少ないのではないでしょうか。
今回読んだ「積立投資のすべて」は2011年出版と少し古い本なのですが、積立投資(ドルコスト平均法)が投資結果にもたらす効果を詳しく説明した良書と言えると思います。
内容は古さを感じることはありませんでしたよ。
まず始めに本書は、インデックス投資本ではありません。
「積立投資」についての、著者の研究書です。
多くのインデックス投資を勧める書籍では、積立投資を「基準価額が高い時には少ない口数を買い、安い時には多くの口数を買う事で平均化される」と説明されています。
しかし、そもそも口数とは何なのかという事を説明してくれる本は無いと言ってもいいでしょう。
本書では口数と基準価額の関係、そしてそれが積立投資の損益にどう関わってくるのか、ケーススタディによって詳しく解説されています。
また、一括投資と積立投資について、それぞれのメリットとデメリット、損益にどのような違いが出てくるのかという事についても解説されていますので、私の様に何となく積立投資を始めた人にとっては新しい発見が多々あると思います。
投資信託の仕組みについて、私は何も理解していなかったんだという事をハッキリと感じました。
頭を殴られたかのような衝撃を受けましたよ。
そして、株価の急落にあっても慌てる必要なんて無い、むしろ口数を多く買えて喜ぶべきという意味がやっと分かりました。
これでもう暴落が起きても動じることはありませんよ。
インデックス投資本しか読んでこなかった人は、ここで積立投資について理解を深めておくと良いですね。
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