これは低コストですね!
新興国株式クラスのインデックスファンドといえば、高コスト、貧弱なマザーファンド、それゆえ指数乖離しやすいと、あまりポジティブなイメージがありません。
世界中に分散投資したいという理由でアセットアロケーションの一部に組み入れている方は多いと思いますが(管理人もそうです)、上記の理由から組み入れの必要性に疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そんな中、eMAXIS Slimシリーズより新たな新興国株式インデックスファンドが設定されました。
eMAXIs Slim新興国株式
基本情報
設定日:2017年7月31日決算日:毎年4月25日
運用方式:ファミリーファンド方式
ベンチマーク
MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス(円ベース、配当含まず、為替ヘッジなし)※ベンチマークの詳細はこちらを参照下さい。
MSCI指数とは
手数料
購入時手数料:無し信託財産留保額:無し
信託報酬
ファンドの純資産総額に対し以下の通りとなります。500億円未満の部分 :0.34%(税込0.3672%)
500億~1000億円部分:0.335%(税込0.3618%)
1000億円以上の部分 :0.33%(税込0.3564%)
実質コスト推移
第1期:2018年4月25日初決算ですマザーファンドの規模
新興国株式インデックスマザーファンド純資産:約356億円(7期:2016年5月12日):
純資産推移:
6期(2015年5月12日):約395億円
5期(2014年5月12日):約246億円
4期(2013年5月13日):約143億円
管理人の考察
2017年6月時点の他ファンドとの比較をしてみましょう。
インデックスファンドとしては、配当の扱いは異なりますが同じMSCIエマージングをベンチマークとするたわらノーロード新興国株式。
ファンド・オブ・ファンズとしては、EXE-i新興国株式ファンドを比較対象としています。
ファンド名 | eMAXIS Slim 新興国株式インデックス |
たわらノーロード 新興国株式 |
EXE-i 新興国株式ファンド |
---|---|---|---|
ベンチマーク | MSCIエマージング マーケットインデックス (配当含まず) |
MSCIエマージング マーケットインデックス (配当込) |
FTSE エマージングインデックス |
信託報酬(税抜) | 0.34% | 0.495% | 0.23% |
実質コスト(税抜) | 未確定 | 0.744% | 0.42% |
信託財産留保額 | 無し | 0.3% | 無し |
マザーファンド | 356億円 | 375億円 | - |
いやこれ、eMAXIS Slim新興国株式インデックス条件が非常にいいですよね。
同じマザーファンドを利用しているeMAXIS新興国株式インデックスの追加コストが0.167%。
同程度コストがかかったとすると、eMAXIS Slim新興国株式の実質コストは 0.507%となり、たわらノーロード新興国株式を下回ります。
マザーファンドの規模も新興国株式としては大きいですし、たわらノーロード新興国株式よりも優れていると感じますよ。
EXE-i新興国株式ファンドはさらに低コストですが、指数が異なりますしファンドオブファンズ方式のファンドです。
その辺りを納得できるのであればEXE-i、インデックスファンドが希望であればeMAXIS Slim。
このどちらかが第一候補となりそうです。
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