たわらノーロードシリーズより、バランスファンドの登場です。
株式、債券、リートと国内外の8資産に均等に分散投資を行うバランスファンドです。
バランスファンドは比較的高めの信託報酬である事が多い印象ですが、たわらシリーズから満を持して登場したこちらのファンドはどうでしょうか?
詳しく見ていきたいと思います。
たわらノーロードバランス(8資産均等型)
基本情報
設定日:2017年7月28日決算日:毎年10月12日
運用方式:ファミリーファンド方式
ベンチマーク
国内株式:TOPIX(配当込み)国内債券:NOMURA-BPI総合
先進国株式:MSCIコクサイインデックス(円ベース、配当込み、ヘッジ無し)
先進国債券:シティ世界国債インデックス(円ベース、ヘッジ無し、日本除く)
新興国株式:MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円ベース、配当込み、ヘッジ無し)
新興国債券:JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(円ベース、ヘッジ無し)
国内リート:東証REIT指数(配当込み)
先進国リート:S&P先進国REITインデックス(円ベース、配当込み、ヘッジ無し)
※MSCI指数の詳細は以下も参考にして下さい。
MSCI指数とは
手数料
購入時手数料:無し信託財産留保額:無し
信託報酬
0.22%(税込み0.2376%)実質コスト推移
第1期:未確定管理人の考察
このファンドに投資する事で、国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券、国内リート、先進国リートといった8資産全てへ均等(12.5%ずつ)に投資を行う事ができます。
これ1本でまさに、世界中の全て(言い過ぎですが)に投資する事ができるのですから、アセットアロケーションもリバランスも何も考えたくないという方に最適です。
またこちらのファンドをベースに、プラスαで個別ファンドを買い足す(例えば先進国株式を追加するなど)といった利用も可能ですね。
数多くのファンドに分けて投資する必要がありませんので、上手に利用すれば非常に便利なファンドだと思います。
ただ、個人的には債券ファンド、特に新興国債券ファンドが必要なのかという疑問がぬぐえません。
債券へ投資する意味としては、ボラティリティの低さから安定した運用を期待するものと考えていますが、新興国債券はその国への信頼性の低さから安定性に欠けるという印象を持っています。
構成成分が果たして自分の考える運用方針に合致しているのかどうか、見極める必要がありますね。
8資産均等型バランスファンドは、既に他社からも同じコンセプトのバランスファンドが販売されています。
たわらノーロードバランスの設定により、下記3ファンドが横並び状態になりました。
ファンド名 | たわらノーロード バランス |
eMAXIS Slim バランス |
iFree 8資産バランス |
---|---|---|---|
信託報酬 (税抜) |
0.22% | 0.22% | 0.23% |
信託財産留保額 | なし | なし | なし |
正直、いずれのファンドも内容に大差がありません。
違いといえばiFree8資産バランスの構成している指数の多くは配当を含まない指数である事位でしょうか。
いずれも実質コストはまだ判明していませんので、正直どのファンドが有利であるのかといった判断がつきません。
今後の実質コストやリターン状況を追っていきたいと思います。
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