こういうの勉強になります。
先日運用報告書が公表された楽天VTと楽天VTI。
信託報酬がいずれも0.1296%であるのに対し、実質コストがそれぞれ0.502%、0.311%と非常に大きなものとなりインデックス投資家界隈が随分ザワつきました。
高コストの原因となっていたのは売買委託手数料。
これは、ファンドが投資対象であるETFを売買する際にかかる手数料なのですが、どうしてこの売買委託手数料が高コストになってしまったのか、運用会社である楽天投信投資顧問から説明資料が先日公開されました。
運用報告書「1万口当たりの費用明細」の内容について(PDFファイル) - 楽天投信投資顧問
こういったレポートを公表してくれる運用会社は珍しいですね。
投資家の不安や疑問に答えてくれる運用会社は非常に好感が持てます。
内容を見ると優しく説明してくれていると思いきや、なじみの無い用語も結構使われており理解するのが大変でした。
要約すると
・設定初年度の為、計算上平均受益権口数が小さくなってしまう。
・平均受益権口数が小さくなるため、1万口当たりの売買委託手数料は反対に大きくなってしまう。
・2期目以降は平均受益権口数が計算上1期より大幅に大きくなるため、売買委託手数料は大幅に小さくなる(予定)。
ということで、設定1年目ファンド特有の現象によるものなのそうです。
やはり平均受益権口数の計算方法が、下記画像にある通り1期目がゼロとの平均となってしまう点がミソですね。
引用:楽天投信投資顧問より
これは楽天バンガードシリーズに限るものではなく、設定一年目ファンド全般に言えることです。
この計算方法はちょっと簡略化したもののようでうが、考え方として頭の隅に置いておいた方が良さそうですね。
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