最高のiDeCo金融機関は?ネット3証券で比較


iDeCo始めるならここ!



iDeCo加入条件が拡大され、多くの金融機関がiDeCoに参入してきています。
数年前までiDeCo(個人型確定拠出年金)といえば

①手数料は安いけど運用商品は微妙
②手数料は高いけど運用商品はまぁまぁ
③手数料は高く運用商品は悪い

という、「手数料が安く運用商品も素晴らしい」金融機関が存在しない中からしか選ぶ事ができず、所得控除というメリットが無ければ手を出し難い制度でした。

それが今では手数料も運用商品も低コストな金融機関が増え、利用者としては多くの選択肢から選ぶことができる時代になりました。

今回は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券のネット3証券に絞りiDeCo口座の手数料、運用商品を比較してみたいと思います。

手数料の比較


iDeCoには、加入時手数料、事務手数料、資産管理手数料、運営管理手数料と、4つの手数料が必要となります。


 SBI証券   楽天証券   マネックス証券 
加入手数料 2,777円 2,777円 2,777円
事務手数料 103円/月 103円/月 103円/月
資産管理手数料 64円/月 64円/月 64円/月
口座管理手数料 0円 0円 0円

手数料に3社の差は見られません。
加入手数料、事務手数料、資産管理手数料はどの金融機関でも同様にかかる固定料金です。
口座管理手数料は3社とも0円であることから、最小限の手数料で済むことになります。

金融機関によっては、高額な口座管理手数料を徴収される場合もありますので、非常に良心的といえます。

運用商品の比較


株式ファンド

TOPIX、先進国株式、米国株式、全世界株式について信託報酬を比較してみました。


SBI証券 楽天証券 マネックス証券
T
O
P
I
X



三井住友・DC
つみたてNISA
日本株インデックスファンド
三井住友・DC
つみたてNISA
日本株インデックスファンド
DIAM DC
国内株式インデックスファンド
信託報酬 0.16% 0.16% 0.155%







DCニッセイ
外国株式インデックス
たらわノーロード
先進国株式
eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
信託報酬 0.189% 0.20% 0.109%






iFree NYダウ
インデックス
楽天・全米株式
インデックスファンド
たわらノーロード
NYダウ
信託報酬 0.225% 0.12%+0.04%※1 0.225%







EXE-i新興国株式
ファンド
インデックスファンド
海外新興国
(エマージング)株式
eMAXIS Slim
新興国株式インデックス
信託報酬 0.23%+0.131%※1 0.55% 0.189







EXE-iグローバル
中小型株式ファンド
楽天・全世界株式
インデックスファンド
信託報酬 0.23%+0.082%※1 0.12%+0.1%※1
※1:投資対象のETF経費率

マネックス証券がTOPIX、先進国株式、新興国株式にて。
楽天証券が米国株式、全世界株式にて最も低コストなファンドをラインナップしています。
両社とも低コストで大人気のeMAXIS Slimシリーズや、楽天・バンガードシリーズを当てる事で、他社を大きく突き放すインパクトとなっています。

少し寂しい結果となってしまったのはSBI証券。
決して高コストという訳ではないのですが、ライバル2社の商品が素晴らし過ぎますね。

債券、REITファンド

次は国内外債券、国内外REITファンドについてです。
こちらも各社の信託報酬で比較しています。



SBI証券 楽天証券 マネックス証券






三菱UFJ
国内債券
インデックスファンド
たわらノーロード
国内債券
三菱UFJ
国内債券
インデックスファンド
信託報酬 0.12% 0.14% 0.12%







三井住友・DC
外国債券
インデックスファンド
たわらノーロード
先進国債券
eMAXIS Slim
先進国債券
インデックス
信託報酬 0.21% 0.17% 0.17%







三菱UFJ DC
新興国債券
インデックスファンド
インデックスファンド
海外新興国債券
(1年決算型)
iFree新興国債券
インデックス
信託報酬 0.52% 0.52% 0.29%


R
E
I
T



DCニッセイ
J-REITインデックスファンドA
三井住友・DC
日本リート
インデックスファンド
DCニッセイ
J-REITインデックスファンドA
信託報酬 0.25% 0.26% 0.25%



R
E
I
T



三井住友・DC
外国リート
インデックスファンド
三井住友・DC
外国リート
インデックスファンド
三井住友・DC
外国リート
インデックスファンド
信託報酬 0.28% 0.28% 0.28%

株式ファンドとは異なり、3社間の差は大きくありません。
その中で、マネックス証券はいずれのファンドでも最低コストの商品が選択されており、頭ひとつ抜いている感があります。

この3社の中では最後発となるマネックス証券ですが、最後発だからこその気合の入れようがこのラインナップから見て取れます。

バランスファンド

最後にバランスファンドです。
バランスファンドは単純に信託報酬のみで比較できるものでもないのですが、以下信託報酬0.3%以下のファンドを投資対象も含めまとめてみました。


SBI証券 楽天証券 マネックス証券



iFree
8資産バランス
楽天インデックス
バランス(DC年金)
eMAXIS Slim
バランス
(8資産均等型)
信託
報酬
0.22% 0.06%+0.143%※1 0.159%
投資
対象
株式37.5%
債券37.5%
REIT25%
株式15%
債券(ヘッジ有)85%
株式37.5%
債券37.5%
REIT25%



DCインデックス
バランス(株式20)
信託
報酬
0.17%
投資
対象
株式20%
債券80%



DCインデックス
バランス(株式40)
信託
報酬
0.18%
投資
対象
株式40%
債券60%



DCインデックス
バランス(株式60)
信託
報酬
0.19%
投資
対象
株式60%
債券40%



DCインデックス
バランス(株式80)
信託
報酬
0.20%
投資
対象
株式80%
債券20%
※1:投資対象ETFの経費率

バランスファンドはファンドが自動でリバランスしてくれる為放置しておくには最適なファンドとなるのですが、楽天証券やマネックス証券はあまり力を入れていないのか低コストなファンドが少ないですね。

SBI証券では株式と債券の割合を細かく選択する事ができま、バランスファンドを投資対象として考えている人はSBI証券のラインナップは嬉しいですね。

まとめ


ネット3証券での比較を行いましたが、各証券会社の特徴がハッキリと見える結果となりました。

・個別インデックスファンドで運用したいならマネックス証券。
・米国株式、全世界株式で運用したいなら楽天証券。
・バランスファンドで運用したいならSBI証券。

iDeCoでは一度口座を開設してしまうと、金融機関変更は非常に手間がかかります。
申し込みの前に、自身の運用スタイルをじっくり考え、口座開設する金融機関を選択しましょう。



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